インド紀行#4・4 ダージリン・2 2015

ダージリンから南へ約11kmほどの場所に、ヒマラヤの名峰「カンチェンジュンガ」の勇姿を拝むことのできる標高2590mの展望台、タイガー・ヒルがあります。ガイドさんに連れられて行って見ました。ダージリンより更に400mほど車で登る。この日は霧が立ち込めていて、のぼるにつれて、高山病の気配を感じるようになり、早めに2000mレベルまで降りることにした。(下)

タイガーヒルの展望台。 (下)

タイガーヒルから見えるヒマラヤ山脈の写真。ただし霧や雲がかからなければ。この日は霧で ヒマラヤ山脈はもとよりカンチェンジュンガ山の雪景色も見えなかった。 (下)

タイガーヒルで出会ったブータンからの団体旅行者一行。 (下) 晴れた朝は上の写真のような景色が拝める。

グーム鉄道博物館 Ghum Railway Museum

鉄道フアンの聖地

山岳道最高地点、標高2258mにあるグーム駅2階に鉄道博物館がある。この博物館には、過去の貴重なモノクロ写真が多数収められていている。ここは鉄道フアンの聖地といえよう。 (下)

初期の蒸気機関車のオリジナルが展示されていた。 (下)

橋梁 1.

橋梁 2.

1897年の6.8級大地震と1899年のサイクロンを被災し、一時期不通になった。 (下)

客車と貨車が連結されている。 (下)

ダージリンとグームの初期の駅舎のスケッチと、勾配を克服さるために建設された二重ループ線路のイラスト。 (下)

いろいろなサイズのレールの断面が陳列されていた。 (下)

チベット風のランチ。

鉄道フアンの聖地の見学を終え、ランチの時間となった。 このあたりのチベット系食事処を運転手さんに探してもらい入店した。

この店のメニューには、あたたかい焼きそばや野菜スープ麺などがあり、日本人の口に良く合いそうだ。今までインド料理を食することが多く、チョット食傷ぎみであったので、ここのシンプルな料理で生き返ったような気がした。 チベット料理店の店主(左)。(下)

チベット風 焼きそば (下)

チベット風 野菜スープ麺 (下)

チベット仏教の流れを汲む寺院

独特のデザインでセンスがあります。軒先や手すりの詳細そして色彩の決まりがが、独特の空間を作り出し、ユニークな宗教建築が表現されている。 (下)

下の様な寺院境内の建築様式は、日本と中国(四川省のチベット側を除く)には無い。チベット寺院建築独特の様式と色調である。また洗濯物が、手すりに干してあるのが生活感があって、この寺院が現代に生きていることが解る。 (下)

屋根の上には、お釈迦様の教えを象徴する法輪を挟んで二匹の鹿が向かい合っています。こちらもまた、チベット仏教のシンボルです。 (下)

霧にかすむチベット仏教寺院。今朝晴れていたのに、昼になるとこうなります、 (下)

日本のお寺さんにより建立。 (下)

給水タンクを運ぶ寺の僧侶。(下)

街道でバスを待つ人達。 (下)

山岳地区に住むチベット系の子供達

(下)

 ダージリンの郊外グーム地区はインドらしくない。このあたりに住む人々は、モンゴロイド系の顔をしていろ。顔立ちは日本人のそれに近似している。  (下3枚)

修行の合間に寺院の前庭で遊びに熱中するお寺の小坊主。 (下)

チベット寺院とそのアート作品。

Pena Choikhorling。 チベット仏教の僧院。 (下)

グーム僧院(イガ・チョリン・ゴンパ)/ Ghum Gompa

別名「イガ・チョリン・ゴンパ」とも呼ばれる、1875年創建のゲルク派のチベット仏教僧院。色鮮やかな堂内の壁画、彫刻、装飾はユニークで、芸術作品として鑑賞の価値があります。 (下)

寺院の床で見つけた色彩パターン。グラデーションが施され、美しい。 (下)

インドの辺境であり、ヒマラヤ山脈の山系地帯に、以下のようなすばらしい彫刻、壁画などを作成する彫刻家、絵師などのアーティストが心を込めて作品を作っている。古今東西、宗教建築の周辺には、どんな僻地にもかかわらず、芸術品を作成する職業集団が存在している。(下5枚)

お賽銭とお供えが足元に置かれていた。 賽銭箱以外、この様にむき出しでお紙幣・貨幣が置かれていても、それを失敬する輩がいない事がこの写真からわかる。 (下)

摩尼車

経を唱えながら回すと功徳があるとされる。経を失念した参拝者は、この仏具「マニ車(摩尼車)」を回すと、経を唱えたことになるという。 マニ車は、時計回りに回転させねばならない。 時計回りと反対に回すと災いを呼び込むことになるので、してはならない。 これらのマニ車 を順に廻し時計回り進み参拝する。このしきたりについては、以前カトマンズを訪れた時、地元のガイドさんから教わった。(下)

巨大なマニ車もあった。 (下)

写真 筆者撮影 2015年3月

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